筋トレを始めて約2年経ちましたが、その間、私は1回もジムに行ったことがありません。週に2,3回の自宅トレーニングだけをずっと続けているのです。
今回、朝比奈さんの記事でホームトレーニーとしてご紹介頂いたので、せっかくなので私がジムに通わずに家トレを続ける理由について書かせて頂きます。

大学生の頃はジム通いしてました
もう4,5年前のことになりますが、大学生の頃はジムに通っていた時期があります。スポーツ系の学部を擁する大学だったので、キャンパス内には割と本格的なトレーニングジムが設けられていました。この頃はあまり熱心にトレーニングをしていませんでしたが、週1程度のペースで通っていた気がします。
また、他のジムの様子も知りたかったため、興味本位で生活圏内で5ヶ所ほどのジムをそれぞれ数回ビジター利用したこともあります。大きなジムで初めてシーテッドローイングのマシンを見た時には使い方がわからず、インストラクターさんに教えてもらいました。こういう時に「聞ける人」がいるというのは、家トレには無い、ジムの素晴らしいメリットだと思っています。
つまり、私は別にジムのことを知らないわけではなく、過去にジムに通っていた経験を踏まえて、今はあえて家トレを選択しているということを申し上げておきます。

ジムのデメリット(私の場合)
- 行くのが面倒
- 着替えるのが面倒
- そもそもトレーニング中は服を着たくない
- 人の目が気になる
- 好きな音楽が聞けない(イヤホンNGのところもある)
- サプリをシェイクしたり容器を洗ったりするのが大変
- 会費がかかる
おそらく、大多数のトレーニーにとっては何のデメリットでも無いかもしれません。それ以上に、ジムにある優れたトレーニング環境というメリットが上回るはずです。
私は生来の面倒くさがりで、かつ周囲の目をとても気にする性質の人間です。特にトレーニングに関しては全力で集中して取り組みたいため、それ以外の不要なリソースに精神を割くことが大きなストレスに感じられます。
学生時代でも、同じジムの利用者に気を使いつつトレーニングをするということが非常に億劫でした。マシンを使っている時に順番待ちでもされようものなら、一瞬でストレスゲージが振り切れてしまい、トレーニングを切り上げて帰宅していたものです。(同じ理由でゲーセンの音ゲーなんかもあまり好きではありません。)

家トレのデメリット
- できるトレーニング種目が限られる
- トレーニング器具を用意しないといけない
- 用意したらしたで邪魔
- ある程度の空きスペースが必要
- ウェイトを扱うなら振動や騒音、損傷に注意が必要
- インストラクターや仲間がおらず基本的に孤独
家トレのメリットについては、上記ジムのデメリットで挙げた項目の正に逆のことが言えますので、あえて書くことはしません。
家トレはジムで満たすことのできない点を満たしてくれるため、私は家トレを選択しているわけですが、それは「家トレがジム通いよりも優れている」ということではありません。むしろ、自宅はジムと比べて明らかにトレーニング環境として劣っているため、本気でトレーニングをするのであれば、絶対にジムでトレーニングした方が効率的であると私も思っています。
それこそホームジムと呼ばれる程の設備を揃えればジム並のトレーニングができるのかもしれませんが、それよりはジムに通った方が安上がりですし、現代の流行りはやはりサブスクリプション型の体験です。
したがって、私は既にジムに通っている人に対して家トレを勧めることはありません。なぜなら、その人はジムに通うという正しい選択をしているからです。

だが筋トレ初心者には家トレを勧める
今まで本格的なトレーニングをしたことが無い方に対していきなりガチガチな内容を勧めても、むしろ一歩引かれてしまうかもしれません。しかし家トレであれば、お金や器具といった事前準備が何も要らないため、敷居が低く初めてでも受け入れやすいと思っています。
また、私自身が家トレを続けているように、工夫次第で家の中でも強度の高いトレーニングはすることができますし、ある程度のボディメイクは可能です。将来的にトレーニングの幅を広げたくなってからジムに行くという選択もアリです。
逆に、まずは形から入ってモチベーションを高める考え方もありますし、いきなりジムに行くのも非常に良いと思います。ただ、「家トレだと十分なトレーニングができない」という誤解はしないで頂きたいのです。
要するに、この記事で私が言いたいのは「家トレは手軽だし意外としっかりトレーニングできるよ!」ということです。
